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Reggio Emilia Approach

レッジョ・エミリア・アプローチ

レッジョ・エミリア・アプローチとは?

レッジョ・エミリア・アプローチは、イタリアのレッジョ・エミリアで始まった幼児教育の教育アプローチで、「世界で最も前衛的」と評価され世界中の幼児教育の実践に影響を与えています。2017年よりチムニーズの教育・保育理念に最も近いと思われるレッジョ・エミリア・アプローチを活動に取り入れました。

子ども一人ひとりの個性を尊重し、小さな集団での協同的な活動を通して、人と関わる力を養い創造と協同を育みます。活動では、先生が何かをただ教える・指示をだすのではなく、子どもたちの自主性・主体性を引き出す環境づくりに力をいれています。日頃から、子どもたちの言動をよく観察し、丁寧に聴き、子どもたちの思いや考えを理解し、柔軟に応え、活動やプロジェクトの計画を立てていきます。実際に活動を開始した後も同じように、子どもたちをよく観察し子どもたちの興味やアイデアを積極的に取り入れ、柔軟に活動やプロジェクトを発展させていきます。

年長(Lion)クラスの事例

Lion 2023年度 第1回 Lego

年中(Giraffe)クラスの事例

Giraffe 2023年5月イタリア展覧会にて披露

年小(Bear)クラスの事例

Bear 2023年度 第1回 Lining up and Stacking

Reggio Project

子ども達が個々の感性をいかし、考えたアイ ディアを、様々な形で『表現』する活動。 このプロセスを繰り返す事で、子ども達は「想 像力」「好奇心」「考察力」「創造力」「自尊 心」を育み、「知識」も体得していきます。 Reggio Projectの学びの場では、子ども達を 尊重し、子ども達が主役。

チムニーズでは、レッジョ・エミリア・アプローチを参考にしたレッジョ・プロジェクトを、福岡教育大学教授 松久公嗣先生のご指導、 アドバイスのもと活動に取り入れています。

活動では、3つの学びを大切にしています。

①心が動かされたり、やりたいと思う気持ちが生まれたり、自ら進んで学びながら最後までやり遂げる力を育む『主体的な学び』

②子ども達同士、または先生との対話を投資手考え、実行、考え、実行を繰り返す中で、問題解決していく『対話的な学び』

③「すごいな・きれいだ」という感動する心、「なぜ・どうして・どうなるのか」と試行錯誤しながら挑戦すること、「〜かもしれない・~になりそう」と予想や 比較しながらこれまで、使ってきた様々な知識や技能を積極的に活用しながら自分の考えを深め、理解していく『深い学び』

活動によっては、チームごとに分かれ、身近な廃材や素材を工夫しながら、製作活動を行います。作品を共有して一緒に作品を手掛けるなど、互いに学びを深められる環境で『共育』になる事を心掛けています。

日本人・外国人それぞれの職員の英語力・教育力・保育力を互いに共有することが大変重要となります。

そんな中 共に学び・考え・実行していくためのツールとして出会ったのが、チムニーズの教育・保育方針に一番近いレッジョ・エミリア・アプロー チでした。

先ずは、レッジョの勉強会に参加し、本やテキストでレッジョの教育内容について学んでいきました。そこから徐々に園 で取り組んでいけることを見極め、2017年より少しずつ 教育・保育活動に取り入れています。2019年 からは、福岡教育大学教授の松久先生とのご縁により私たち職員の学びに広がりと深みを持つことができております。

レッジョを取り入れるようになり、子どもたちの様子にも変化がみられています。
例えば、今までは英語での会話は先生と子どもとのやり取りの中で主に使われていましたが、レッジョ・プロジェクトでは子どもたち同士互いに協力しながら意見などを自由にかわす場面が増え、
その中で自然と英語が使われるようになってきています。

英語力だけでなく、人間力をはじめ、様々な能力を育て、子どもたちが将来、真の意味で英語を武器に世界で活躍できるグローバルリーダーに育っていくことを 願いながら、チムニーズでのレッジョ・プロジェクトをさらに深めていきたいと思っております。